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ニュースで見た「アフタースクール」のこと

サッカー日本代表の本田圭佑選手が、

「ゴールはケチャップのようなもの、出ないときは出ないが、出ればドバドバ出る」

とコメントしたそうですが(すいません、いきなりな話で)

うちのブログはまさにそれかもしれません・・・。





さて、先日の夕方とある民放報道番組で、

都内にある私立小学校であるNPO団体と提携して

学童保育を超えた「アフタースクール」なるものを実施しているとのこと。

(今日のエントリはものすごい長いです。ケチャップ出すぎ。)



ちょっと聞くと、すごくすばらしい事業だなと思いましたが

(曲りなりに、同業を営む立場として)

よく聞いてみるとちょっとまてよと。


もともとアメリカ発祥の「アフタースクール」は放課後居場所がなくて

犯罪やドラッグに巻き込まれる子どもたちを守るために、

無料でさまざまなプログラムを受講できる仕組みを作ったことが始まりとか。

その日本版をめざしてNPOを立ち上げたという代表の話でしたが、

(日本の場合は犯罪やドラッグではなく、「内面的なドロップアウト」と

表現していましたが)

子どもたちが学校の勉強だけではなくて、もっと世の中のことをいろいろ知って、

自分で実際にやってみたり、社会体験することで

「生きる力」をはぐくんでいくことが目的だそうです。



ただね・・・



お金がすごくかかりますよ。(1プログラム6000円/月 その他材料費など実費)

なによりこのプログラムを受講するには、

ここの小学校に入学して学童保育を利用しなきゃいけない。

外部の受け入れもしますが、ここの小学校に通学する児童のきょうだいか、

系列幼稚園の卒園児に限り。それも面接試験あり。


つまり、だれもが利用できるわけではない。

プログラムは有名講師はじめ、専門の講師が少人数制でしっかり指導するし、

内容も簡単にまねできないようなすごい企画ですから

お値段がそれなりになるのは当然でしょうが、

受講対象のこの閉鎖性は、お手本にしたアメリカのアフタースクールの理念とは

180度反対なんじゃないのかな~・・

(それでこのNPOの代表の方は「子どもたちが成長する大事な事業をやっているのだから、

行政からも補助してほしい」とかおっしゃってましたが、

いやいや、こんなごく一部のお金持ちの子どもしか享受できないプログラムに

補助なんか出さないでしょ?どこにそんなお金があるの)




もう一つ気になったの取材を受けたお母さんの

「一歩も学校から出ないから、安心」というコメント



確かに、昨今の社会状況はさまざまな不安があります。

登下校の途中や、外部の学童保育に向かう途中に何かあったら・・と

心配する気持ちはわかります。

でも。

子どもたちの居場所が、学校の中にしかない社会って、どうなの?

学校しか安心できる場所がないの?

子どもの立場になったら・・・


もし、いじめにあっている子は、

ずうっと逃げ場がないんじゃないでしょうか。

いじめなんかない場合でも

人間関係や、勉強の成績や、子どもは子どもなりに

(学校生活がすごく楽しいと思っている子でも)

気持ちを張って学校生活を送っているのです。

それで放課後(文字通り、放課、課題から放たれるのです)

自分の家に帰り、近所の友達と遊んだりしてリラックスするのです。

よく、帰宅すると家でだらだらごろごろするわが子を見て

「こんなにだらだらして~、勉強しろ~!!」と怒る親がいますが(ワタシです)

それは学校で頑張ってきたから。

だから、ず~~~っと同じ学校内に1日居続けるというのは、

子どもの精神衛生上望ましいとはいえないと思うのです。



居場所が学校だけって、あまりにも「かごの鳥」。

それを、たいへんなありがたいこと、すばらしいこととして

コメントしていることに

ものすごく違和感を感じた次第。



もちろん、働く親にとって、子どもを安心できる場所に預けられるかは

死活問題ですから、学童保育がある、それは大事なこと。

そして、子どもたちがいきいきと活動する場が

学校の授業だけでなくて、家庭やそれに準じた場所や地域にあること。

それが地域のスポーツクラブだったり、習い事だったり

児童館や近所の公園だったりするんですよね。

学童保育がその役割を持つことは、これからはどんどん必要になると思いますが

まずは学校から帰ってきた子どもたちが

「あ~つかれた~」と言いながら、ほっとできる場所であることが大事だと思います。



学童保育では、たぶん学校でも家でも見せない表情を

子どもたちは見せていると思います。

忙しく働くお母さんのことを、子どもたちはいじらしいくらい思いやっています。

お母さんを心配させないために、おうちでも頑張る子が多い。

だから、家でも、学校でもない、

成績や人間関係に縛られない「ななめの」関係の居場所が学童保育。

(うちは小規模ですが、複数の小学校から児童が集まります)

そんな気楽な場所で(もちろん、ここも一つの社会ですからルールはありますが)

学校であったことをリセットできるのが、1番の役割かもしれない。

そして、先生や親という内側の関係じゃなく、

学校から出た地域の、外側にある学童保育の私たちスタッフや

学校以外の友達と生活することで

「生きる力」もはぐくまれているんじゃないかなと

自画自賛してみたりするわけです。

(うちの学童は「地域で子どもを育てる」ことを保育の柱にしています)



「学校の中」じゃなくて、「地域」に居場所があるのって、

けっこう大事なことだと思いますよ~

「閉鎖」じゃなくて「開かれる」ことが

本当の安心や、生きる力を生むんじゃないかな。

だって、いつまでも学校の中だけにはいられないんだから。




今日はちょっとアツく語ってしまった。

長文失礼いたしました。































 








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